2014年6月17日火曜日

Richard Tuck "Hobbes: A Very Short Introduction"

ホッブズの入門書。他に似たような本を読んだことがない(存在しないのかも)けど、意外に面白い。最大の理由は、わたしが人文主義者をあまり知らないからで、時代の空気を読めたからだが、やはり大きな理由として、そもそもホッブズの考え方が、現代人にわりと近いからだろう。ルネサンスの懐疑論が政治に応用されたらこういうことにならざるを得ない。万人の万人に対する闘争とという状況はわりと誰にでもわかりやすいし、ゲーム理論は故意なのか偶然なのか、ほぼそういう前提に組み立てられていて、この本でも後半で言及される。

The best sole intro to Hobbes.

Oxford Univ Pr (T) (2002/8/29)
ISBN-13: 978-0192802552

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