2014年6月13日金曜日

Jerry Brotton "The Renaissance: A Very Short Introduction"

ルネッサンスを一望するガイド。なぜルネッサンスとかいう現象が発生したのか明らかにならないまま、文芸・芸術に限らず、科学、航海、商業、宗教などほぼ全分野の現象を解説。てんこ盛り過ぎて評判があまり良くないようだが、面白いと思うけどな。個人的には特に人文主義の勃興が面白かったが、やはり、なんでそんなものが勃興したのかはよく分からない。まあ、分かっているみたいに解説されるより良いだろう。そもそもルネッサンスという概念自体が19世紀のナショナリズムの時代に発明されたそうで、事実を過剰に単純化しているのは間違いない。暗黒の中世が唐突に終わって明るいヨーロッパになったようなイメージだが、どうなんかね。関係のない日本人からすると、別にそんなに変わった気もしないが。

A good overview on the "renaissance".

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