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2025年12月12日金曜日

Jeff Kinney "Diary of a Wimpy Kid #20: Partypooper" [軟弱な子供の日記#20:パーティー潰し]

Diary of a Wimpy Kid #20 (Amazo.co.jp)

ここまで全部読んできているが、誕生パーティーという、これまででわたしに最も縁のない世界が背景になっている。わたしがそもそも誕生パーティーというものの経験がほぼないというのもあるが、経験のある人でも、日本の風習とかなりかけ離れているのではないだろうか。だからこそ読む価値があるとは言えるが…。

話のきっかけは①家族が主人公の誕生日を忘れていたことがSNSで拡散されて炎上②プリントミスのゲームカードに高値が付いてweb上で捜索班が結成される…というところまでは縁が無くても一応理解できるが、③だから主人公の誕生日パーティーを企画するというのは、あまり普通の考え方ではない。で、どうも主人公の家にはまあまあの相当な広さの芝生があるらしく…というあたりから、話の内容よりも背景の考察に思考力を取られる。

もともと主人公の家が、少なくともわたしの基準ではあまりに裕福な暮らしをしており、この時点で想像力を使わされているところがある。勉強にはなったが話自体は低調だった。

Puffin (2025/10/21)
言語 ‏ : ‎ 英語
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-0241745168

2024年11月3日日曜日

Jeff Kinney "Diary of a Wimpy Kid #19: Hot Mess" [軟弱な子供の日記#19:大混乱]

Diary of a Wimpy Kid #19 (Amazon.co.jp)
グレッグのダメ日記19(Amazon.co.jp)

一応ユーモア児童書扱いでポプラ社は翻訳を続けるようだ。世界的には売れている本だが、日本でも売れているのだろうか。一応各巻独立に読めるが、順に読むに越したことはない。この19巻は祖母の指令で母の姉妹たち及びその子供とかとビーチに泊りがけで行く話。この巻は低調だったような気もするけど、わたしの個人的な問題かもしれない。わたしは親族と言う概念があまり良く分からない。親族がいる人にはリアリティがあるのかもしれない。あと、だいたいオチが読めていたのもしんどかったか…。今回も犯罪すれすれという話もある上に、わたしから見ればグロ過ぎるように思える話もあるが、やはり個人的な問題かもしれない。

それはそれとして本の内容と別の話だが、この本は入手に手間取った。まずAmazon.co.jpに予約していたのが発売前から勝手にキャンセルされる。何度問い合わせてもまともな返事が来ない。割が合わないから入荷するのを止めたのだろう。随分前に予約して円安が進行したせいもあるかもしれない。楽天ブックスは表示されている値段が安いだけで、実際には商品が確保されることはない。一か月くらい経ってから「確保できませんでした」とかいうメールが来るだけだ。どっちにしろ不誠実だ。丸善は在庫が出ない以前にタイトルがヒットしない。多分システムの問題で店頭で調査すればまた違うかもしれない。結局、紀伊国屋書店に店頭在庫があり、確保した上で買いに行った。

  • ヨドバシ.com…新刊和書なら一番割安で住んでいる場所によっては配送もスゴく速い。ただし、すぐに品切れになる上に洋書は不可。
  • Amazon.co.jp…わりと万能だが、そんなわけで最近紙の洋書の入手が悪くなっている。発注を受けてから他のサイトを調べるだけの出品者が多い。どうしてもならAmazon.comとかAmazon.fr。
  • 楽天Books…発注したことは何度もあるが、届いたことは一度もない。新刊和書ならいいのかもしれない。
  • 丸善ジュンク堂…個人的に近所にあるし、店頭在庫が多いが、そんなわけでWebで見えないことがある。高い感じはある。
  • 紀伊国屋書店…大手取次でない出版物や海外取り寄せで結構使っている。信頼できる。

Harry N. Abrams (2024/10/22)
言語 :英語
ISBN-13 : 978-1419766954

2023年11月19日日曜日

Jeff Kinney "Diary of a Wimpy Kid #18: No Brainer" [軟弱な子供の日記#18:簡単なこと]

随分評判が良いようだが、そこまでかなあ…というような。ここまでこのシリーズはスピンオフも含めて全部読んできていると思うが、このシリーズにしては低調なほうだと思う。主人公の通う公立中学校がどんどん貧乏になって、どんどん小銭稼ぎに走っていくみたいな話。もちろん面白いし退屈しないで一気に読んでいるが、これで絶賛されるというのは、一つにはそもそもGregの語り口が面白いのはあると思うが、何かわたしには欠けている感性があるのかもしれない。社会風刺と言えば褒め過ぎか。アメリカ人にとっては校長が商売人とか、金で生徒の待遇に差をつけるくらいのことは普通だろうしな…。

Funny enough, though this is not the best book of this series.

Harry N. Abrams (2023/10/24)
言語:英語
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-1419766947

2023年10月10日火曜日

Terry Pratchett "The Light Fantastic" [想像上の光]

Discworldシリーズの第2巻。このシリーズは順に読まないといけないわけではなく、基本的には各巻で完結しているが、この巻については先に第1巻"The Colour of Magic"を読んでおくべき。前の巻も一応完結してはいるが、この巻はそこから直接話が続いていて、主人公は相変わらずRincewind:the wizardとTwoflower: the touristさらにThe Luggageという謎の宝箱だ。第1巻の出版が1983年でこの第2巻は1986年。わたしはここの記録によると第1巻を読み終わってから一週間で読み終わったらしい。

前の巻は良くわからない落ちで、主人公たちはそこから回収されて、どうやって回収されたか謎のままだが、まあいい加減な話なんでどうにでもなるというような…。この時点では作者はDiscworldがこの先どんどん広がっていくとはまだ思っていない。前巻はRincewindとTwoflowerが火災保険のせいで大火事になった町から脱出して誘拐されたり逃げ出したりしていただけだが、この巻は世界の終わりとRincewind個人の人生がリンクしていて話はややシリアスである。最後はちょっと寂しいが、ある程度長い小説を読んだ時の常だ…。相変わらず特に中身はないが、久しぶりにちゃんと終わった小説を読んだ気がする。そしてRincewindもTwoflowerもいずれまた出てくるらしい。

Fantastic. Honestly, I like Twoflower.

Gollancz (2014/8/7)
言語: 英語
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-1473205338

2023年9月29日金曜日

Terry Pratchett "The Colour of Magic" [魔法の色]

1983年発表のイギリスのcomic fantasy。本書はDiscworldシリーズの第1巻ということになるが、シリーズはこの後40巻続き、全てベストセラーになり、映像化もされたようだ。

物語の舞台となるDiscworldは剣と魔法の世界で、あまり治安のよくない町にTwoflowerという能天気な観光客がやってくる。背が低くて小太りで眼鏡をかけていて(four-eyes)、首からカメラ的な物をぶらさげている。言葉が分からないが、話す時は会話集のような本を見て話す。これは当時の典型的な日本人観光客のイメージらしい。危機感もなく金をいっぱい持っているので強盗などに狙われることになり、当初、落第魔法使いRincewindも金目当てで近づいて持ち逃げしようとするが、ひょんなことからTwoflowerの護衛をしないといけなくなる。そこからのTwoflower & Rinsewindのドタバタ喜劇。

実質的にはラノベ相当と言っていいのかもしれない。寝不足になる系で、わりと一気に読んでしまったが、普段わたしが読むような小説とはかなり違う。

①タイトルの綴りからも明らかだがイギリス英語である。普段Holmesとか読んでいても米英の違いなんかほとんど気が付かないが、なぜかこの本についてはかなり引っかかる。時代なのだろうか。four-eyesという言い方にしても、Manolito Gafotas/Manolit four-eyesとここでしか見たことがない。

②物理的なアクションが多い。映像と違い、文章で読んでいると何が起こっているのか少し考えないと分からなかったりする。しかもファンタジーの世界なので、文章から現実を逆算するというより、TVシリーズならどういうコマ割りかとか、cartoonならどういう絵なのかという逆算になる。例えばThe LuggageというTwoflowerのペットみたいなのがいる。要するにマンガに出てくるchest/mimic(ドラクエのミミック)みたいなのだと思うが、猛犬みたいな動きもするし、実際の絵は読者のほうで適当に想像するしかない。

③伏線的なものがほぼ回収されない。設定やキャラが散りばめられているが、行き当たりばったりの印象が強い。もっとも、この後40巻もあるんだから、いくらでも設定や伏線は回収する時間はある。筆任せという意味では、わたしは中里介山「大菩薩峠」を思い出すが、最近流行りの考察系みたいなのより気楽でいいかもしれない。

④現実(1983年の英国)への参照が多い。一番印象に残るのは"to boldly go where no man has gone before"という有名なStar Trekのフレーズの参照だが、当時は誰でも知っていたとしても、今となっては相当なSFファンしか気が付かないかもしれない。Twoflowerが首からかけているカメラみたいな物は、中で小人が絵を描いているが、この話が成り立つにはポラロイドカメラが普通である必要がある。当時はまだデジカメがない。フラッシュ(実際にはサラマンダーの虫かご)を焚くのに時間がかかるのも重要なポイントだが、今の常識とずれる。

⑤とにかく中身がない。comic fantasyということでは、昔Alan D. Foster "Spellsinger"を何巻か読んでいたが、読後感がそれに近い。これを読んでもただ面白いだけで後に何も残らないし、人に語ることもない。では、なぜわたしがこの微妙に古い本を読んだのかという話になるが…。

詳しく知らないが、最近、Good Omensというテレビドラマが流行っているらしい。腐女子向けと思われ、わたしは見る気もないが原作がTerry Pratchettらしい。どこかで見た名前だと思ったが、わたしが長年やり続けているコンピュータゲーム"Nethack"の中で見る名前だった。

Nethackは1987年に発表されて改良され続けている昔ながらのフリーのRPGだが、ゲーム内の書店によくTerry Pratchettの小説が出てくる。RPGなので最初に主人公の職業を選ぶが、最も難易度の高い職業としてtouristが用意されている。これは完全にTwoflowerがモデルであり、ゲーム内にも特殊なキャラとしてTwoflowerが登場する…。

というような引っかかりがなかったら一生読まなかったかもしれない。改めて本屋に行くと、Terry Prachettの本は結構平積みされている。わりとケバい表紙のペーパーバックばかりだから今まで目に入っていなかった。そんなに真剣に読むものではなく、旅行中のヒマつぶしにでもというところか。そのうち次の巻"The Light Fantastic"も読むだろう。

A great overture.

Transworld Digital (2008/12/26)
言語: 英語

2022年12月11日日曜日

Jeff Kinney "Diary of a Wimpy Kid #17 : Diper ÖverLöde" [軟弱な子供の日記#17: Diper ÖverLöde]

このサブタイトルは、このシリーズを追っている人には分かるが、主人公の兄Rodrickのやっているバンドである。表紙は主人公Gregで、なぜこんな絵になっているかは最後のほうで判明するが、内容のほとんどはRodrickとその仲間たちのエピソードだ。このシリーズは第一巻からもう何年もずっと出るたびに読んでいて、まあだいたい面白いんだけど、正直なところ、この巻はちょっと低調だったかな…。

というのも、この巻の主役は結局Rodrickなのだが、ファンは知っているように、このRodrickというキャラはかなりハードボイルドというか、無表情であまり何も話さない。絵で言えばほぼ吹き出しがつかない。残りのバンドメンバーもあまりなじみがないし、わたしも最後まで読んであまり誰が誰か覚えていないようなことで、主要キャラが全部ちょっと遠目の描写になっているのが迫力に影響しているのかも知れない。さらに直前の#16はシリーズ最高傑作だったからなあ…。あとタイトルがこれなんで、やや下ネタが多めで、子供には受けるのかもしれない。

それはそれとして、この本は「グレッグのダメ日記 なんだって、やってやる!」という翻訳がポプラ社から出版されている。というか、過去分も含めてシリーズが全部翻訳されているようだ。このシリーズ、前からほぼ犯罪スレスレかどう考えても軽犯罪みたいなことをやっているが、この巻については完全に犯罪を犯しており、ポプラ社的にいいのか心配になる。まあPTAから禁書指定されるほど読まれていないのかもしれないが。わたしに子供がいたら読ませるし、大人でも十分面白い。英語の勉強としてもお勧め。

出版社: Puffin (2022/10/25)
言語: 英語
ISBN-13: 978-0241583081

2022年2月7日月曜日

Jeff Kinney "Diary of a Wimpy Kid#16: Big Shot" [軟弱な子どもの日記#16: 大物]

今回はGregがやりたくもないバスケットボールに巻き込まれる話で、例によってタイトルには二重の意味がある。このシリーズ、あまりに暴力が過ぎたり犯罪が過ぎたりで笑えないこともたまにあるが、この巻については悲し過ぎて笑えないところがある。当然Gregに運動神経があるはずもないし、基本的に何の活躍もしないどころかできるだけ目立たないようにしている。救いがあるとしたら、同様に酷い子どもが集められてチームになっていることくらいか。RowleyとかRodrickなどの定番キャラは出てこない。Greg本人は例によって特に陰鬱になることもなく、全力で事態をやり過ごそうとしているが、そのせいでMomを含めて周りの大人の酷さも際立つ。最初のうちは一応普通のトーナメントだったはずが、Momのせいで途中から州の最弱チーム決定戦が開催され、勝ったチームから帰れるという…。Gregにしたらバスケをやらされるだけでも十分うんざりなのに、こんな母親は最悪だ。

というわけで、結構悲しい思いをしながら読んでいたのだが、最後の最後で衝撃の展開が待っていた。電車の中で読んでいたが、乗り過ごすところだった。Amazonのレビューでも世界的な評判だが、この最後の感動だけで、このシリーズの最高傑作と言って良いかもしれない。確かに映画化するべきだろう。それまでが悲しかっただけに最高に痛快だ。

残念ながらもう日本語訳「グレッグのダメ日記」はもう出ていないようだが(多分ポプラ社に抗議が来るんだろう・知らんけど)、読まないといけないのはこの巻であり、実際これで救われる子どもはいっぱいいると思う。翻訳が出ないのなら中学校の英語の時間にでも一年かけてでも読んでいい。

The best book from this series ever. Most part is sad. The very mom of Greg betrayed him, but the dazzling glory is waiting for him!

2022年2月4日金曜日

Claire Belton "The Many Lives Of Pusheen the Cat" [Pusheen猫の色々な人生]

まあただ可愛いだけの他愛もない本ではある。こういうのって意外とネタが尽きるのが早い感じはあり。Pusheenが好きなら書籍としては他に塗り絵とかもある。

Kawaii.

Simon & Schuster Ltd (2021/3/18)
言語:英語
ISBN-13: 978-1398506473

2022年2月1日火曜日

Claire Belton "I Am Pusheen the Cat" [わたしはPusheen猫]

Pusheenと言われて分からない人は公式サイトを見るのが早い。要するにすみっコぐらしとかLiz Climo相当と思えばそう間違いではない。ギャグとkawaiiの比重がもう少しkawaii寄りくらい。イラストというほどでもない…。英語は中学生レベルか。わたしは店頭で見て買ったのでWebはあまり見ていないが、書籍の内容はほぼWebと同じらしい。ただ印刷もきれいだ。

Kawaii.

Touchstone (2013/10/29)
言語:英語
ISBN-13:978-1476747019

2021年10月20日水曜日

Jeff Kinney "Rowley Jefferson’s Awesome Friendly Spooky Stories" [ローリージェファーソンの恐ろしくフレンドリーな怖い話]

Diary of a Wimpy KidのスピンオフでGregの親友のRowleyが書いた体の三冊目。多分日本語に訳されていない。これまでと違い、わりと短めのたわいもない話が何編か収録されている。設定は吸血鬼だのミイラだのとホラーではあるが、基本的にユーモア。Gregは最後だけ出てくる。読むのに半日もかからない。英語学習中の中学生くらいでも読めるのではないかと思うがどうだろうか。大人が読んでもまあまあ面白いのがこのシリーズだ。内容的にはハロウィンに最適だが、出版年月を考えると、別にそれは出版社の意図ではなく、単にわたしが放置していたせいらしい。Sidekickは翻訳しても売れないのかねえ。

FYI: The Japanese paper says "Mummy destroys Tokyo".

出版社:Harry N. Abrams (2021/3/16)
言語:英語
ISBN-13:978-1419756979

2021年3月22日月曜日

Charles M. Schulz "Charlie Brown's Christmas Stocking" [チャーリー・ブラウンのクリスマスの靴下]

これは多分ネタ自体は新聞連載からだが、単なる編集ではなく、最初から雑誌付録として見開き絵本として制作されたようだ。

"The Complete Peanuts"全26巻に、追加の6巻を合わせて全部読み終えたが、追加の6巻のうち、"Snoopy vs. the Red Baron"だけは新聞連載にないものが収録されているのはほぼ間違いないと思う。あれだけドイツ語が出たら流石に記憶に残っていると思うけどな…それともドイツ語が入り過ぎていて削除されたのだろうか。普通のアメリカ人は読めないだろうし。残りの5巻はちと分からない。わたしが子供の頃に丸善で買って読んでいたのはおそらく新聞連載からのセレクト版だと思われる。多分、日本で谷川俊太郎訳で出ていた原本はそれだろう。そういう単なるセレクト版以外に出た冊子の類がこの六冊だけだったのだろうか。かなり細かいものも全集第26巻に収録されていて、本当に微細なものはもちろん落ちていると思うが。特に作者自身があまり初期の物の再版を良しとしていなかったらしい。絵の上手下手よりテイストが違うしな…。

そんなわけで、Red Baronの件は少し気にはなるが、現状でこれ以上網羅的にPeanutsを拾うのは無理だろう。実際、stripはすべて読んだのではないかと思う。Fantagraphics社は日曜版だけ集めたものを現在刊行中だが、色が付くだけですべて既に読んだものだろう。読み始めたのが2020年1月で、読み終わるのが2021年3月までかかった。実際にこんなにちゃんと全部読んだ人間がどれくらいいるのか…。Peanutsマニアにしたところで、印刷物ではこれ以上極められないところまで来たとは思う。アニメはまた別の話だ。そちらはあまり興味がない。

で、近いうちに読了記念として町田のスヌーピーミュージアムに行く。全部読んだ以上、ミュージアムに行っても新しい作品に会えるはずがないし、他にも色々読んでいるから、新しい情報も出てこないと思うが。これでPeanutsの旅は終わりだ。このブログの中でも随分面積を取った。

The end of the saga. I have read all of "the Complete Peanuts" + 6 booklets!

Fantagraphics Books(2012/11/22)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-1606996249

Charles M. Schulz "A Valentine for Charlie Brown" [チャーリー・ブラウンにバレンタインを]

これもすべて覚えているわけではないが、多分すべて新聞連載からの編集と思われる。最後の部分はLinus/Sallyがメインで、SallyがValentine boxから手が抜けなくなるクダリは子供の頃から覚えている。どのみち、今では余程のファンしか買わない本だと思う…。

For big funs of the "Peanuts", not for the others.

Fantagraphics Books (2015/1/10)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-1606998045

Charles M. Schulz "Batter Up, Charlie Brown!" [打席につけチャーリー・ブラウン!]

書名の意味が分からないがどうも野球用語らしい。やはり新聞連載からの転載ですべて構成されている感じ。しかも、比較的初期のもので、Schroederは捕手をしているが、Lucyの位置が少し変ったりしているし、Snoopyはほとんど出てこない。この巻は新聞連載でもわりと印象に残るホームスチールの話で終わっている。ユニクロでその"SLIDE!"のTシャツを見たことがある。

First, you must study the rules of baseball.

Fantagraphics Books (2014/4/5)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-1606997253

Charles M. Schulz "Waiting for the Great Pumpkin" [かぼちゃ大王を待ちながら]

ハロウィンに関係するstripのコレクションで、すべて新聞連載からの転載と思われる。主人公はもちろんLinusだ。概ね初期のもので、Charlie BrownがLinusを嘲笑したり、Sallyが若かったり、安定してからのものとテイストがかなり違う。自分が信じているものを他人が信じてくれないのは悲しいものだ。

From the earlier days of "Peanuts".

Fantagraphics Books(2014/9/21)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-1606997727

Charles M. Schulz "Snoopy's Thanksgiving" [スヌーピーの感謝祭]

ほぼすべて感謝祭関連の新聞連載からの転載で成り立っていると思われる。ほぼ絵本みたいな仕立て方で、一ページに一コマみたいなところもあり、スヌーピーでしか成立しない作りかもしれない。Peanutsの連載は50年間続いたが、その間にはネタかぶりも結構あり、特に感謝祭だけ集めているから、それがはっきりしているところもある。編集の責任だろう。

I believe there is no strip I have not seen in the main series(the Complete Peanuts).

Fantagraphics Books (2014/10/4)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-1606997789

2021年3月19日金曜日

Charles M. Schulz "Snoopy vs. the Red Baron"[スヌーピー対赤い男爵]

一応説明するとRed Baron赤い男爵とは、第一次世界大戦中のドイツ空軍の実在の撃墜王であり、乗機を赤く塗装していたことで知られている。Snoopyの妄想の中ではFokker triplaneを操っており、いつもSnoopy(連合軍のエース)の乗機Sopwith Camelを撃墜している。わたしの知る限り、Snoopyが一矢でも報いたことはない。この巻はその妄想を描いたstripの特集。エンジンのジャイロ効果のため飛行機の運動がどうとか、結構細部もあったりするが、作者は第一次世界大戦にほんの少し従軍したくらいのはずで、あまりリアリティはない。まあマンガだし。

安定の内容ではあるが、どうも謎も多い。新聞連載からの完全版(The Complete Peanuts)に載っていなかったと断言できる物も多いし、新聞連載から切り取ってきている物も多いし、そのせいで前後の文脈がないと意味が分からない物もある。オリジナルと新聞からの転載との混合で水増し制作みたいなことなのだろうか…。ただ、少なくともこの巻を読まないとPeanutsを全部読んだことにはならないようだ。似たような巻があと五冊あるが…。

Some strips are also found in the "Complete Peanuts", some are not. I do not understand the whole scheme.

Fantagraphics Books(2015/11/9)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-1606999066

2021年2月4日木曜日

Charles M. Schulz "The Complete Peanuts Vol. 26: Comics & Stories" [Peanuts完全版巻26:マンガと物語]

この巻はSchultz作品のメインの新聞連載以外の補遺みたいなことらしい。

初耳だったが、1950・1960年代には別人が描いたコミック本があったらしい。ここにはSchultz氏本人の手によるものと思われるものが収録されている。長い話もあるし、テイストやキャラが全然違ったり、Lucyが投手をやっていたり色々衝撃というか、ちょっと信じがたいところもある…。最後の最後で乱丁が発覚するが、企業宣伝マンガはこれだけの量を集めるとかなりうんざりする。実はSnoopyが今でも世界一稼いでいるキャラという話を聞いたこともあり、この点については結構ひっかかる。

かなり懐かしい昔の絵柄を見るとことになるが、そういえば、Charlie Brownは思われているほど"Good grief!"とは言っていないし、Linusが眼鏡キャラだった時期があったのも思い出した。"It was a dark and stormy night"が収録されているのは大きい。裏表紙ではSnoopyに7人のきょうだいがいることになっている。

Now I turn to the other six books of the series.

Fantagraphics Books (2016/11/22)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-1606999578

2021年1月27日水曜日

Charles M. Schulz "The Complete Peanuts Vol. 25: 1999-2000" [Peanuts完全版1999-2000巻25]

このシリーズを通してあまり真剣に序文とか読んでいないが、この巻はオバマ大統領である。まあ大したこと言ってないけど。

わりと最初のほう、Charlie Brownが赤毛の女の子のためのクリスマスプレゼントを返品するのにLinusが付いてくるのは面白い。
CB: You work here? In this store? You're her mom, and you work here?
Linus: When we first saw you, I thought you were her older sister..
(Later)
CB: Why did you tell her that?
Linus: She let you return the present, didn't she?

Rerunが鳥をなでるのは遺伝なのだろう。時代背景として、子供たちがソファに座って一方向を見ていたらテレビに決まっているのだが、もう通じにくくなっているだろうか。Woodstockが携帯電話で事故ったりしているが、このマンガは基本的に最後まで黒電話だった。Beagle ScoutにConradの名。全部記録したはずなので後で全部名前を確認しておく。Aunt Marianは確かLucyのauntだったはずだが、Snoopyがauntと言っている。最後はAndyとOlafは常にSpikeを目指しているキャラになった。時事としてHarry Potterの言及。

2013/2/13最後のマンガ。2013/2/12作者逝去。直前まで描いていたことになる。急だった。8年前か…。当時Webで毎日読んでいた…。この巻の残りはLi'l Folks。ちょっとずつCharlie BrownやPattyやShermyになっていく。だんだん面白くなってくる。ギャグがはっきりしてくるというか。

How I miss them....

Canongate Books Ltd (April 21, 2016)
Language:English
ISBN-13:978-1782115229

2021年1月19日火曜日

Charles M. Schulz "The Complete Peanuts Vol. 24: 1997-1998" [Peanuts完全版1997-1998巻24]

まず、Peggy Jeanのクダリで気が付いたが、例えば1990年冬のPeggy Jeanのクダリと全く同じsequenceが1997年冬に出ている。これはオチが同じとかではなく、例えば、20巻306頁と24巻149頁にSnoopyが最後に"Well, at least they didn't go to waste.."と言う全く同じstripがあり、Snoopyの左下に20巻のほうには12-13と書かれているが、24巻には12-13-97と書き足されている。しばらくの間、昔のものが何点か使いまわされているようだ。しかしWebで調べてもこの話が出てこないのは、もしかしてわたしみたいに本当に全部読んでいる人間がほとんどいないのだろうか…。

Rerunのharassmentのクダリは衝撃だ。この概念の流行り始めだろうか。Rerunの幼稚園生活はハードだ。彼の同級生の女の子は可愛いのに名前がないのは残念だ。Rerunの活躍が増えてきた。このマンガ、登場時期によって一応年齢差があるが(たとえばSchroederが生まれたときに既にCharlie Brownはいたし、Lucyはもっと後とか)、結局みんな同年代みたいになっていて、明確に差があるのがRerunだけで、作者的には孫みたいなことかもしれない。

キャラ情報としてLucyが14年後に21歳になると言っている。かなり前にCharlie Brownが7歳だったと思う。Aunt Marianが言及される。"Crybabay" Boobieが久しぶりに登場。Pigpenの打率が.712とか。Beagle Scoutの名前は常に注目しているが、ここではBillとConradが挙がる。もう名前付きキャラは出ないかと思っていたが、Naomi登場。Franklinが黒く描かれなくなったと思っていたが、今度はスクリントーンでかなり黒い。もうPeanutsの名声が確立されて久しいし、「黒人と白人を同じ教室に描くな」的な抗議があったのも昔の話だ。

この時期の定番のクダリとしてAndyとOlafが常にSpikeを探しているし、SpikeがMicky Mouseの友達なことは確立されている。"The moon is always over Hollywood."というフレーズは検索してもこのマンガしかヒットしないし、起源があるわけではならしい。Valley Forgeもこの辺りから増えてくる。Beagle Scoutよりブリッジのシーンが増えてきた。わたしがブリッジを多少勉強したのも、このマンガのせいだった気がする。このマンガは全員がココナツが嫌いだが、それを知っていないと分からないコマもあり。

時事として、ついにDilbertへの言及が出た。ここから先は確実に全部読んでいるはず。Dilbertも作者があんなことにならなければ…。Tiger Woods然り…。

Several strips of the winter of 1997 are exactly the same ones of 1990, except for the numbers(date, I guess) in the last panel. I googled about it and found that no one has mentioned this fact. So, I wonder, am I the only one who read litterally whole "The Complete Peanuts"?

出版社 : Canongate Books Ltd (2015/11/5)
言語:英語
ISBN-13 : 978-1782115212

2021年1月6日水曜日

Charles M. Schulz "The Complete Peanuts Vol. 23: 1995-1996" [Peanuts完全版1995-1996巻23]

Charlie BrownのダンスパートナーEmilyが登場。これが名前付きキャラの最後かもしれない。Rerunが幼稚園に通うようになって女の子も出てくるが、この子は多分最後まで名前が出なかった。初期のShermyとかはもう出てこないが、VioletとPattyは出続けている。キャラの変化としてFranklinがあまり黒く描かれなくなったが、時代の流れなのか編集部の要請なのか。HarrietのAngel food cakeはまだ生きている。キャラの変化と言えば、いつの間にかPeppermint PattyはMarcieの"Sir"に反応しなくなっているし、"You are ... weird, Marcie."は定着している。Charlie Brownのpenmanshipもいつからかもう忘れた。

お約束と言えば、全員がココナッツが嫌いという設定は動かない。子供たちはあまりサマーキャンプに乗り気でない。とにかく良く雪が積もるが、アメリカ中部は今でもこんなに積もるのかもしれない。このマンガの一つの重要な論点として、周りがみんなCharlie Brownをフルネームで呼ぶということがあるが、考えてみたらあまりそんなに良くあるシーンじゃない気がする。SpikeがMicky Mouseをいじるシーンもちょくちょくあるが、姿は見せない。許可とってんのかな。このマンガに限ったお約束ではないが、昔のマンガはよくコンタクトレンズを落としてみんなで探すシーンがあったけど、なぜ今はなくなったのか。

時事として相変わらず主に黒電話が使われているが、ついにインターネットが登場した。わたしとしても、この辺りからWebで全部リアルタイムに読んでいる感じ。

I think I read all the strips hereafter on the web IRT.

Canongate Books Ltd (2015/11/5)
言語: : 英語
ISBN-13 : 978-1782115205