2023年10月10日火曜日

Terry Pratchett "The Light Fantastic" [想像上の光]

Discworldシリーズの第2巻。このシリーズは順に読まないといけないわけではなく、基本的には各巻で完結しているが、この巻については先に第1巻"The Colour of Magic"を読んでおくべき。前の巻も一応完結してはいるが、この巻はそこから直接話が続いていて、主人公は相変わらずRincewind:the wizardとTwoflower: the touristさらにThe Luggageという謎の宝箱だ。第1巻の出版が1983年でこの第2巻は1986年。わたしはここの記録によると第1巻を読み終わってから一週間で読み終わったらしい。

前の巻は良くわからない落ちで、主人公たちはそこから回収されて、どうやって回収されたか謎のままだが、まあいい加減な話なんでどうにでもなるというような…。この時点では作者はDiscworldがこの先どんどん広がっていくとはまだ思っていない。前巻はRincewindとTwoflowerが火災保険のせいで大火事になった町から脱出して誘拐されたり逃げ出したりしていただけだが、この巻は世界の終わりとRincewind個人の人生がリンクしていて話はややシリアスである。最後はちょっと寂しいが、ある程度長い小説を読んだ時の常だ…。相変わらず特に中身はないが、久しぶりにちゃんと終わった小説を読んだ気がする。そしてRincewindもTwoflowerもいずれまた出てくるらしい。

Fantastic. Honestly, I like Twoflower.

Gollancz (2014/8/7)
言語: 英語
ISBN-13 ‏ : ‎ 978-1473205338

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