The Victorians (Amazon.co.jp)
目次:1. 一般化の課題 2. ヴィクトリア朝人とともに生きる 3. 時代としてのヴィクトリア朝 4. ヴィクトリアニズム 5. ヴィクトリア朝の状況 6. 有名なヴィクトリア朝人とそれほど有名でないヴィクトリア朝人 7. ヴィクトリア朝の世界
この本を読もうと思うためには、まずヴィクトリア朝(1837〜1901)という言葉に反応する必要があるが、そういう人は案外多いような気もする。これは大英帝国の最盛期と言っていいんだろう。長さが全然違うが、日本なら大正時代(1912年〜1926)に妙なロマンがあるのに感覚が近い。ヴィクトリア朝英国という言葉から何を思い浮かべるかは人によって違うと思うが、わたしなら、まず「ジョジョの奇妙な冒険」第一部とSherlock Holmesに描かれる世界であり、William Morrisのデザインだ。人によってはDickensとかAlice in WonderlandとかOscar WildeとかDr. Jeykill and Mr. Hydeとか、挙げ始めたらきりがない。
なので、ヴィクトリア朝という言葉に反応しなくても、ヴィクトリア朝の有名人を列挙された時にイメージが湧くことは十分に考えられる。例えば物理学なら、ファラデーとかマクスウェルとかケルヴィンとか言われると、途端に何か見えてこないだろうか。児童文学でも黄金時代なので、好きな人は無意識にヴィクトリア朝の価値観に染まっている可能性がある。等々。
といっても、別にこの本は個別の人物にフォーカスはない。そういう人々が生きていた時代の文化社会風潮をわりと漠然と描いているようなことだ。吸血鬼とか切り裂きジャックの世界観を理解するためには良い本かもしれない。
出版社 : Oxford Univ Pr
発売日 : 2023/11/24
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-0198736813
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