Decolonization (Amazon.co.jp)
目次: 1. 脱植民地化の波 2. 世界の戦争の植民地への帰結 3. 無秩序化する世界と再秩序化 4. 民族国家の問題 5. 帝国の継続性と忘却の政治学
ほぼ全世界を取り扱っており、世界史の復習という感じ。戦争ばかりなのでうんざりするが、特に変なことは書いていないと思う。わたしは学校で真面目に世界史の勉強をしていないので、こういう本の積み重ねで世界史の知識が構成されている。
普通、脱植民地化というと、第二次大戦後の世界各地のドタバタを言い、この本でもその部分は大きな面積を占めるが、それがすべてではない。この本の構成としては、第一波:アメリカ・ハイチの独立から始まる南北アメリカの独立。第二波:第一次世界大戦後の中東欧。第三波:第二次大戦後。第四波:ソ連邦崩壊ということになっている。
日本も植民地を持っていた側なので、日本の記述も相当あるが、世界レベルで見れば小さい。むしろ欧米列強が東アジアに持っていた植民地をぶち壊してしまったニュアンスが強いのは、そもそもこの本がイギリスの本なので当然ではある。特に斬新な洞察などがあるわけではないが、イギリス的には、イギリスの植民地からの撤退がそんなスムーズでなかった、というのが一つの論点らしい。こういう本は、そもそも「怒りたい人」が読みがちだが、普通に世界史の復習として有効だ。
出版社 : Oxford Univ Pr
発売日 : 2016/5/2
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-0199340491
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