2020年6月24日水曜日

Frank Ledwidge "Aerial Warfare: A Very Short Introduction" [航空戦:非常に短い入門]

目次: 1.基礎 2.始まり:第一次世界大戦1914-1918 3.理論と実践:戦間期1919-1939 4.第二次世界大戦:西洋の航空作戦 5.第二次世界大戦:太平洋の戦い 6.冷戦1945-1982 7.航空戦力の頂点1983-2001 8.軽航空機からアルゴリズムへ2001-2020 9.闘争を越えて星へ?

一応、航空戦の理論と実践の変遷を辿っている。米英軍の話がほとんど。軍事マニアには特に目新しいことは書いていないが、初学者にはこんなものなのだろうか。それよりも著者の書き方が軍事マニアぽいほうが気になる。というのは何かものすごく机上感が強い…。著者はRAFの関係者らしいが、そういうわけで、最後のほうで空軍の独立性を論じているクダリは、軍関係者しかあまり関心がないと思われ、しかし、軍関係者がこんな本を読んでいるようでは…。ただ現実に戦争を指導しているのはこういう人種なのかもしれない。

結構な分量が第二次世界大戦に当てられているが、そういうことならCatch-22のほうが現実だと思われる。

Too shallow...even for this series.

Oxford Univ Pr (2020/6/1)
言語: 英語
ISBN-13: 978-0198804314

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