2018年2月22日木曜日

Emmanuel Guibert "Va & vient" [行ったり来たり]

フランスのマンガ、いわゆるBDと言っていいんだろう。ハイセンスかつシンプルな絵で非常に短く、かなり感銘を受けたけど、ネタバレせずに紹介するのが難しい。一コマごとについているフランス語の文も短くシンプルで、初学者でも理解可能だろう。というか、全くフランス語ができなくても、意味を推定できるかもしれない。短いながら三部構成と考えられ、最初、シュールなコントでも始まるのかと思ったら、第二部でエロくなり、なんだこれはと思ったら、第三部できちんと話が収束する。こういうのは、やはり第二部から前後を考えているのだろうか。さらっとエロを描いているところは、やっぱりフランスだと思うが、よく考えるとただの下品な下ネタのような気もする。BDの常で絵の質だけは大丈夫だ。日本で翻訳出版するなら、そのままの体裁で、フランス語もそのままで、最後のページに小さく翻訳文をまとめて載せておく感じだろう。一つだけヒントとして、このタイトルも第一部・第二部・第三部にそれぞれ異なる状況で出てくるが、第二部では性的な意味になるわけで…。

Je ne sais plus quoi dire...

L'Association (22 mars 2005)
Langue : Français
ISBN-13: 978-2844141699

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