2013年5月29日水曜日

McCalla, Steve Ouellette "TI-Nspire For Dummies"

Texas Instrumentsのグラフ電卓Nspireのマニュアルというか教則本。多分、この本しかないので比較のしようがない。Nspire持ちなら最初に目を通しておいて損はないだろう。もちろん、Nspire自体に付属のマニュアルがショボいからこんなのが必要になるということもあるが、機能の豊富さを考えるとやむを得ない。

化学や工学はともかく、純粋な数学の学習に関数電卓ないしグラフ電卓を使用する派が日本でどれだけいるのか不明だが、確実にそういう派は存在し、昔から関数電卓を酷使しているが、近頃はそれがエスカレートしてグラフ電卓ということになっている。で、その派の推奨品が"Texas Instruments Nspire CX CAS N3CAS/CLM/2L1"というわけだ。わざわざこんなマニュアルが"For Dummies"で出るくらいだから、間違いのないところでもあるし、TIのみならず、すべてのグラフ電卓の最高峰でもある。

わたしはというと、もともと電卓マニアなところがあるが、最近までTIは使っていなかった。経理的な四則演算なら、Casioが一番いいし、電卓名人みたいな人はたいていCASIO派だ。テンキーの配列にCASIOタイプとSharpタイプがあり、前者のほうが速い気がする。特に左手で打つ時に有利だ。関係ないが、電子辞書も何語でも搭載辞書がCASIOのほうが優れており、強いてSharpやCanonに手を出す意味がないように思われる。で、関数電卓もCASIOが基本で、たまにHPの逆ポーランド式電卓を使うくらいだが、グラフ電卓となると、現状では海外製品に手を出すしかない。それにしても、選択の幅がそんなにあるわけではなく、各自色々考えるんだろうし、聖戦も面白いと思うが、わざわざマニュアルが出版されているというのは、重要なポイントだろう。

The best CAS with the best manual.

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