2012年1月23日月曜日

Jeff Kinney "Diary of a Wimpy Kid 6: Cabin Fever"

いつも楽しみにしているこのシリーズ、まだ六冊目だったか・・・。日本語訳も続いているようだ。例によって日本語訳は読んでいないから出来は知らないが、表紙の時点でアウト。ていうか、こういうのって、訴えられるんじゃなかったのか。原著を強く推奨する。ていうか、本屋でも見かけないということは、多分、児童書のコーナーに置いてあるんだろう。ポプラ社だし。

何の根拠もないただの憶測だが、もしかすると日本語訳には検閲が入っていても不思議ではない。主人公は「真面目系クズ人間」と言うのが最も近い。アメリカ人の感覚では"wimpy"というのは、相当な悪口だと思われるが、「ダメ日記」と言うのは自意識過剰過ぎる。本人は天真爛漫に怠惰で臆病で利己的だ。のび太に近い。

とにかくリアルなのは、多分、著者にそれくらいの子どもがいるのと、著者自身がそうだったんだろう。この世代になると、親子でそんなに子ども時代の環境が変わっていない。リアル過ぎて、主人公に共感して一緒にイライラしたりする次第だ。これを笑って読めるのが大人なのかもしれない。

リアルというのは主として感情面の話で、物理的には、アメリカの中産階級の裕福さに唖然とする。庭付き一戸建てに専業主婦は当たり前として、子ども部屋からトイレから車から、何もかもが広大だ。何より、主人公を取り巻く大人が、色々な意味でちゃんとしている。まあ、よく調べると、中味はあんまり主人公と変わっていないようだが・・・。

I love this series. Greg is really wimpy, which all we are. By the way I am astounded by his family's richness. Adults surrounding him are all very, well, well-educated. Though, inside they are all wimpy too, I guess.



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