2011年6月27日月曜日

Peter Salway "Roman Britain: A Very Short Introduction"

I am not particularly interested in Roman Britannia, but this book was much more fascinating than I had expected. In Japan, at high school, we learn about Roman Empire but not quite thoroughly about its provinces.

全然期待せずに読み始めたけど、なんか一気に読んでしまった。わたしはもともと歴史に弱いけど、世界史に結構詳しい人でも、ローマ帝国の属州たるブリタニアについて、そんなに詳しい人はいないんじゃないかと思う。属州と言っても、帝国の首都から見ると、ガリアのさらに遠く、ケルト人の住む神秘の島で、必ずしも支配は安定していなかったそうな。しかし、それだけに征服した時に評判の上がる土地で、中央政界の動向がこの島の歴史に一々反映される。最終的にはローマ帝国は衰退し、ブリタニアの地は元通りの野蛮な世界に逆戻りしたとか。押したり引いたりの戦争を繰り返して、結局はそんなものか。やれやれ。ブリタニアは、壮大なローマ帝国の辺境の一地域に過ぎないけど、壮大な古代の歴史も、壮大な宇宙の話と同じように、わたしを癒してくれる。



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