2010年2月28日日曜日

The Great Depression and the New Deal (Oxford Very Short Introductions)

大恐慌の始まりから戦後ブレトンウッズ体制が築かれる間の物語。筆者は「デフォルメ」と言っているが、学術的な記述というよりは物語。たとえば、NHKが七日シリーズでドキュメンタリーを編集したら、こんな感じになるだろう。決して楽しい話ではないし、昨今の経済事情も思い合わされて、色々考えることもあるが、こんなことを繰り返しながらも資本主義でやっていくしかないんだろう・・・。感情や評価コミで、状況を語っていくが、巻末の立法リストは資料性もあり。現代の経済政策を考える人にとっても、これくらいが最低限の基礎知識ではないかと思う。

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