2012年8月10日金曜日

Henry David Thoreau "Walden: Or, Life in the Woods"

要は森の中で一人で自給自足生活してみたということなのだが、サバイバル生活というわけではなく、普通に町と行き来しているし、他人との交流もある。畑を耕したり釣りをしたり薪を割ったりしているだけで、要は単なるキャンプ生活と考えたほうがいい。よく比較されるが、「方丈記」みたいな隠者生活のようなもので、生活の中で思いついたことを書いてみたというような。

とにかく自然の描写が多いが、北米の動植物に馴染みがないと、あまり意味が分からない。詩情を解する人ならまた違う感想もあるかも知れない。ポイントは文明批判みたいなことだが、田舎で孤独な生活を送っている独身男の上から目線の都市生活批判という構図にカチンと来る人にはお勧めできない。誰でも多少はこういう生活に憧れるところはあると思うけど、具体的に参考になるわけではない。基本的に、文学なんだと思う。

A classic. Unfortunately, I do not understand poesy. However, everybody sometimes would like to go into this sort of lifestyle.

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