2010年11月21日日曜日

Margarita Madrigal "Madrigal's Magic Key to Spanish"

これは単純に英語のできる人がスペイン語を習得するための本。CDがついていないが、もともとスペイン語の発音は簡単&方言が多いからどうでもいいだろう。

天下り式に活用表を提示するのでなく、ひたすら言葉で時、時制も人称も一つずつ確実に習得していく感じなので、多分、普通の文法書とかに慣れていると、まだるっこしい。その分地道にやれば確実に力にはなるが、普通の日本人には、もっとシンプルな文法書のほうが好まれるだろう。アメリカ人でも同じだと思うけど。

しかし、この本には圧倒的な利点がある。だからこそ、数十年前の本が復刊されて未だに売れているのだ。

この本の圧倒的な利点は、英語をスペイン語に自然に変換する方法を示している点にある。実感として、英語から最も簡単に移行できる言語は、ドイツ語でもフランス語でもなくて、スペイン語だ。もちろん、落とし穴もあるが、類書にない決定的な利点だ。この本をメインに勉強しなくても、サブとして必ず読むべき本だろう。英語ができることが前提だが・・・。

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