2014年6月23日月曜日

Jonathan Howard "Darwin: A Very Short Introduction"

中心はダーウィンが進化論を発明する過程の紹介。我々としては進化論は常識化しているし、キリスト教徒でもないので衝撃を受けることもないが、ちとこのあたりの感覚が西洋人と違う。ただ、キリスト教抜きにしても、進化論を確立するのは概念的に大変だったのは確からしい。地質学は当時既に、色々な景観が現に観察されている諸現象から生成されえることを示しており、同じことをダーウィンは生物学についてやったということだが、その背景が丁寧に追われている。あと、いわゆるダーウィニズムは政治などに利用されることもあるが、そのあたりはあまり深く探究されない。

A good intro to Darwin's discovery and theorization.

Oxford Univ Pr(2001/6/7)
ISBN-13: 978-0192854544

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