ユンクに関しては日本では河合隼雄のイメージで流布しており、わたしとしても、「ユリイカ」を読んでいるややオカルト気味の教育学部の女子が好き好んでいるというイメージで、特に個人的には尊敬していない。まあ、一冊ということなら、この本は明らかにユンクに肩入れしているが、悪くないところだろう。部分的にはフロイトより明らかに正しいことも言っていて、意識だろうと無意識だろうと妄想だろうと、全く個人的なものであることなんかあり得ない。しかしまあ、オカルトと言って悪ければ、文学だろう。そして、幻想文学を何かしらの形で読み解いて何かに還元するという行為は、ジョークの解説と同じで、例外なく面白くないものだ。
A good intro to Jung.
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