フロイトの伝記込の入門書だが、ベーシックなところで評価しつつも、壮大な精神分析体系になるとわりと批判的。わたしとしては穏当なところだと思う。個人的には昔、精神分析にハマったことがあり、それが、わたしが哲学などを勉強するに至った元々の出発点で、今となっては懐かしい。結局、わたしが精神分析とそれに連関するような形で実存主義哲学から学んだのは、人類に対する悪意だったような気がする。Very short introductionで言えば、Dreamingなんかは、夢判断という狭い範囲ではあるが、フロイトを全面否定している。わたしとしても、今となってはあまりフロイトを読もうという気にならないのだが、キリスト教と同じで、別に信じていなくても、その用語とか概念を何となく使ってしまっているということはあるし・・・。
A well-balance (I suppose) intro to Freud.
Oxford Univ Pr (2001/6/28)
ISBN-13: 978-0192854551
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