正直なところ、わたしはデリダにネタにされているルソーしか知らないが、おそらくルソーがデリダの議論を理解してもほとんど反論しなかったと思う。ルソーと言えば、堕落した文明状態に高貴な自然状態を対置したようなことだが、別に彼はこれを事実として主張したわけではないからだ。しかし、まあ、彼の言う自然状態が恣意的なものでないという保証もないわけで、一種の文明批評と理解するくらいだろうか。
A good intro to Rousseau.
Oxford Univ Pr (2001/12/6)
ISBN-13: 978-0192801982
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