2014年6月13日金曜日

Robert Skidelsky "Keynes: A Very Short Introduction"

ケインズの伝記少しと思想の変遷を追った本。本書の大部分は90年代、ケインズ経済学が終わったことになっていた頃に書かれているので、「終わったケインズ経済学の総括」みたいなスタンスになっている。今となっては話が違うのはエピローグにある通りで。ケインズというと、人格円満で聡明な活動家みたいなイメージしかなかったが、まあ、そんな完璧な人もいないということらしい。全然経済学の知識がない人が読むのは厳しいが、多少ともケインズに興味があれば、読んで損はないだろう。

An overview of Keynes's economic theories written when everybody thought "Keynensian economics is now dead".

Oxford Univ Pr (2010/11/23)
ISBN-13: 978-0199591640

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