表紙を見るとInterpolの解説書かと思うが、実際にはInterpolや類縁機関の解説は少ししかない。本書の主要テーマは、国際犯罪一般だ。だから、Routledgeのこのシリーズの中では、異例といえる。
著者は元々Interpoleなどで現場にいた人なので、挙げられている事例が一々リアルなのが魅力的(この言葉が適切かどうか分からないけど)。中国人やイタリア人に対しても、全く遠慮がない。全体的に暗いムードが漂うけど、これが現実なんだろう。時々衒学的な書き振りが気になったけど、読み物としても苦にならなかった。
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