ソ連が滅んでもう随分経つし、そろそろ帝国の歴史を書いてもいいだろう、というような気分だろうか。今となっては、「ソ連」という言葉に、少しノスタルジーも感じるくらいで、「あれは何だったのか」と思って読んでみた。結論としては、「こんな国に住みたくない」というようなことで・・・。日本の今後を考える上でも、反面教師になるだろうか。
スタイルとしては、漠然とした編年史ではなく、「富と貧困」「エリートと大衆」といった、トピックごとの編年史になっている。ソ連成立以前と崩壊以後のことは大胆にカットされているので、ある程度この辺りの知識がないと読みにくいかもしれない。
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