2010年1月2日土曜日

Habermas (Oxford Very Short Introduction)

ハバマスの議論をこういう概説書形式で書こうという志だけでも素晴らしいが、しかもそれに成功している。感動した。社会学の学生にとっても、ハバマスというのは巨大なテーマで取っ付きにくいと思うけど、この本は、ハバマスを専門にするしないにかかわらず、必読書と言えるだろう。日本語でこれに相当する本はなく、翻訳したら売れると思う。個人的には、もうすこし欧州連合の関係を読みたかったが、贅沢は言うまい。

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