目次:1.神は存在するのか 2.なぜ神を信じるのか 3.アブラハムの宗教‐ユダヤ教の神の理解 4.アブラハムの宗教‐キリスト教の神の理解 5.アブラハムの宗教‐イスラム教の神の理解 6.インドの宗教 7.神を知ることと知らないことについて
筆者は多分キリスト教徒だと思うが、目次にある通りの漠然としたエッセイという感じで、たまにVSIにある「大家の詠嘆」みたいなパターンだ。「神の存在論的証明」とか「神の生理的根拠」みたいなハードな話はない。かつ、本体の大部分は「アブラハムの宗教」なので、一般日本人には縁遠いかもしれない。やたら疑問が提示されるが、基本的には答はない。あと、ちょくちょく現代物理学に言及してくるのが、なんかイヤな感じなんですけど…。とはいうものの、世界人口のかなりの部分がアブラハムの宗教の信者なんで、この本で風景くらい見ておいてもいいかもしれない。哲学とかいっても元は神学ですし。実際にはそこまで深く考えている信者も少ないとは思うけど。
A brief essay on the religions of Abraham.
Oxford Univ Pr(2014/11/1)
言語:英語
ISBN-13 : 978-0198708957
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