I assume most part of this book was written before the accident of Fukushima Daiichi. The author is clearly pro-nuclear energy, which is a good thing because in Japan all bookstores are repleted with anti-nuclear books. Personally I do not have a solid opinion about this matter and I do not feel I have to have one either. I am just fed up with unscientific or illogical accounts of nuclear power energy, regardless of pro or con. I do not think this book is particularly persuasive, but at least it explained me a lot of cool cutting-edge technologies of new generation nuclear power plants. Sometimes I felt as if the author was a salesman from Areva or something.
これはタイミングが良いのか悪いのか、多分悪いんだろう。多少、福島への言及があるけど、本書の大部分はそれ以前に書かれたと思われる。どのみち、福島の事故の評価が定まるまでは、まだ時間がかかるけど。この本は明らかに原発推進派の立場で書かれている。様々な原発にまつわる新技術なども沢山紹介し、まるで原発のセールスマンのようだ。日本語では、これほどちゃんと原発にまつわる新技術を解説している本はないように思う。別にわたしは推進派でも反対派でもないし、意見を決める必要にも迫られていないけど、今は日本語だと反対派ばかりというのもあるし、普通に原子力発電所の技術を学びたいというのもある。少しこういう本で、まずは冷静に技術を見て、それから意見を決めても遅くはないだろう。原発の経済分析みたいな話にはあまり説得力を感じなかったが、技術解説は単純に面白い。
2011年6月28日火曜日
2011年6月27日月曜日
Peter Salway "Roman Britain: A Very Short Introduction"
I am not particularly interested in Roman Britannia, but this book was much more fascinating than I had expected. In Japan, at high school, we learn about Roman Empire but not quite thoroughly about its provinces.
全然期待せずに読み始めたけど、なんか一気に読んでしまった。わたしはもともと歴史に弱いけど、世界史に結構詳しい人でも、ローマ帝国の属州たるブリタニアについて、そんなに詳しい人はいないんじゃないかと思う。属州と言っても、帝国の首都から見ると、ガリアのさらに遠く、ケルト人の住む神秘の島で、必ずしも支配は安定していなかったそうな。しかし、それだけに征服した時に評判の上がる土地で、中央政界の動向がこの島の歴史に一々反映される。最終的にはローマ帝国は衰退し、ブリタニアの地は元通りの野蛮な世界に逆戻りしたとか。押したり引いたりの戦争を繰り返して、結局はそんなものか。やれやれ。ブリタニアは、壮大なローマ帝国の辺境の一地域に過ぎないけど、壮大な古代の歴史も、壮大な宇宙の話と同じように、わたしを癒してくれる。
全然期待せずに読み始めたけど、なんか一気に読んでしまった。わたしはもともと歴史に弱いけど、世界史に結構詳しい人でも、ローマ帝国の属州たるブリタニアについて、そんなに詳しい人はいないんじゃないかと思う。属州と言っても、帝国の首都から見ると、ガリアのさらに遠く、ケルト人の住む神秘の島で、必ずしも支配は安定していなかったそうな。しかし、それだけに征服した時に評判の上がる土地で、中央政界の動向がこの島の歴史に一々反映される。最終的にはローマ帝国は衰退し、ブリタニアの地は元通りの野蛮な世界に逆戻りしたとか。押したり引いたりの戦争を繰り返して、結局はそんなものか。やれやれ。ブリタニアは、壮大なローマ帝国の辺境の一地域に過ぎないけど、壮大な古代の歴史も、壮大な宇宙の話と同じように、わたしを癒してくれる。
ラベル:
Very Short Introduction,
歴史
2011年6月24日金曜日
David DeGrazia "Animal Rights: A Very Short Introduction"
As far as I am concerned, total ban on farming does not pose a great problem because I do not like meat anyway. Total ban on whaling is a good idea because I hate whale. What I do not understand is why some people can oppose to whaling on moral bases while devouring farmed beef. I think it is a matter of emotion, not a logic. I know that Christians are generally more cruel to animals than Buddhists, but I find this book is the other side of the extremity. The author tries to build a logic system for animal rights. I do not think that would have any effect on specists.
権利ベースで、動物の殺害はもとより、苦痛を与える行為を全面禁止しようという本だ。こんなふうに色々突っ込まれる論理を構築するより、感情に訴えるほうがキャンペーンの趣旨にかなう気がするけど、論理は論理で大切なんだろう。西洋人はもともと東洋人に比べると動物を軽んじているが、この本なんかは逆の極端ということで参考にはなる。いずれ日本でも政策問題になる日が来るかもしれないので、予習しておいてもいいかもしれない。
権利ベースで、動物の殺害はもとより、苦痛を与える行為を全面禁止しようという本だ。こんなふうに色々突っ込まれる論理を構築するより、感情に訴えるほうがキャンペーンの趣旨にかなう気がするけど、論理は論理で大切なんだろう。西洋人はもともと東洋人に比べると動物を軽んじているが、この本なんかは逆の極端ということで参考にはなる。いずれ日本でも政策問題になる日が来るかもしれないので、予習しておいてもいいかもしれない。
ラベル:
Very Short Introduction,
政治
2011年6月21日火曜日
Harry Sidebottom "Ancient Warfare: A Very Short Introduction"
As is often the case with VSI, this book is not a simple description of ancient warfare. Its main theme is an ideology called "the Western Way of War". Well, I have not yet seen "Gladiator" and the concept "the Western Way of War" is very foreign to me. Telling from what I learned from this book, I imagine that westerners have a idealized image of their way of conducting warfare, and the author's intention is to criticize that image. As an average Japanese I know a lot about ancient Chinese warfare which was highly civilized and therefore very brutal. I would like to recommend my western friends "Records of Three Kingdoms", which might change your image of ancient China and yourself...
VSIにありがちな話で、古代ローマ・ギリシア・マケドニア・ペルシアとかの戦闘を概説しているというよりは、それに対する解釈の変遷に重点がある。特に、この本には、"The Western Way of War"という神話を打破するという目標がある。もっとも、わたしはそんな神話を西洋人と共有していないので、何のことか分かりにくいところもあるが・・・。早い話がローマ人は規律正しくちゃんと戦争をするけど、ゲルマン人とかは凶暴で自由に戦ってくるとかいうようなことらしい。映画"Gladiator"が(批判的に)参照されるので、見た人にはもっとわかりやすいだろう。で、普通に戦史・戦術史を学びたい人は別の本を当たるべきということになるが、この本を読んだ後では、普通の本に書いてあることが普通に信じられなくなるというのも、VSIにありがちな話で・・・。個人的には学生の頃、わりと真剣に古典語を勉強していたんで、ちょっと懐かしかった。
VSIにありがちな話で、古代ローマ・ギリシア・マケドニア・ペルシアとかの戦闘を概説しているというよりは、それに対する解釈の変遷に重点がある。特に、この本には、"The Western Way of War"という神話を打破するという目標がある。もっとも、わたしはそんな神話を西洋人と共有していないので、何のことか分かりにくいところもあるが・・・。早い話がローマ人は規律正しくちゃんと戦争をするけど、ゲルマン人とかは凶暴で自由に戦ってくるとかいうようなことらしい。映画"Gladiator"が(批判的に)参照されるので、見た人にはもっとわかりやすいだろう。で、普通に戦史・戦術史を学びたい人は別の本を当たるべきということになるが、この本を読んだ後では、普通の本に書いてあることが普通に信じられなくなるというのも、VSIにありがちな話で・・・。個人的には学生の頃、わりと真剣に古典語を勉強していたんで、ちょっと懐かしかった。
ラベル:
Very Short Introduction,
歴史
2011年6月14日火曜日
Benoit B. Mandelbrot "The Fractal Geometry of Nature"
This book is a readable encyclopedia of fractal geometry rather than a mathematical study. Some readers might feel frustrated because there is not enough mathematical explanation. I think that feeling has something to do with something inherent to fractal geometry... But of course, I do not know.
マンデルブロ先生によるフラクタル幾何の解説。古典なので読んで/見て損はない。一応日本語訳もあって、優秀な人たちが何重にもチェックして丁寧に訳しましたみたいなことが書いてあって、その通りなんだろうけど、少し見た限りでも不自然に読みにくいように思う。敢えてお薦めしない。
数学書で翻訳が気になることは少ないけど、つまり、この本は、ガチの数学書ではない。数学的な解説よりも、フラクタル幾何の自然科学への応用が百科事典的に解説されているというような感じ。特に高度な数学の知識は必要ない。数学の知識のある人が読むと物足りない感じがするようだ。しかし、この物足りなさは、単に著者のスタイルと言うより、フラクタル幾何の本質に関係しているような気がしなくもないのだ・・・。
マンデルブロ先生によるフラクタル幾何の解説。古典なので読んで/見て損はない。一応日本語訳もあって、優秀な人たちが何重にもチェックして丁寧に訳しましたみたいなことが書いてあって、その通りなんだろうけど、少し見た限りでも不自然に読みにくいように思う。敢えてお薦めしない。
数学書で翻訳が気になることは少ないけど、つまり、この本は、ガチの数学書ではない。数学的な解説よりも、フラクタル幾何の自然科学への応用が百科事典的に解説されているというような感じ。特に高度な数学の知識は必要ない。数学の知識のある人が読むと物足りない感じがするようだ。しかし、この物足りなさは、単に著者のスタイルと言うより、フラクタル幾何の本質に関係しているような気がしなくもないのだ・・・。
2011年6月12日日曜日
Daniel W. Drezner "Theories of International Politics and Zombies"
I am afraid that this book is easily buried into obscurity because there are lots of zombie books recently. I checked at bookstores many zombie manuals and I found this book is the best of its kind. It might serve as an introductory book on international politics. You can insert this book into your report on international politics at college.
最近英語圏では、やたら「ゾンビ対策マニュアル」的なゾンビ本がいっぱい出ていて、ほとんどあまり面白くないんだけど、これだけは面白い。初めのほうがあんまり面白くないし、イラストも酷いので、類書に埋もれてしまう感じがあるのが惜しい・・・。翻訳したら売れると思うけどなあ。
要はゾンビが大量発生した時に政治、特に国際政治力学に与える影響を分析している。著者は真っ当な政治学の先生だし、出版社も真っ当な大学出版局だ。いわく、こういう異常事態を想定することにより、各種の国際政治理論に対する「ストレス・テスト」になる、とか。また、ゾンビ対策計画それ自体が無意味だとしても、そういう計画を立案するプロセス自体が、想定外の非常事態が起きた時の対応能力を高めるのだ、とか。まあ多分半分くらいは本気で書いているんで、普通に国際政治学の入門書にもなりそうだ。こういう冗談本は面白さを伝えるのが難しいんだけど、短い本なんで、お薦めしたい。大学の国際政治学のレポートの参考文献に忍び込ませておくのがお薦めだ。
最近英語圏では、やたら「ゾンビ対策マニュアル」的なゾンビ本がいっぱい出ていて、ほとんどあまり面白くないんだけど、これだけは面白い。初めのほうがあんまり面白くないし、イラストも酷いので、類書に埋もれてしまう感じがあるのが惜しい・・・。翻訳したら売れると思うけどなあ。
要はゾンビが大量発生した時に政治、特に国際政治力学に与える影響を分析している。著者は真っ当な政治学の先生だし、出版社も真っ当な大学出版局だ。いわく、こういう異常事態を想定することにより、各種の国際政治理論に対する「ストレス・テスト」になる、とか。また、ゾンビ対策計画それ自体が無意味だとしても、そういう計画を立案するプロセス自体が、想定外の非常事態が起きた時の対応能力を高めるのだ、とか。まあ多分半分くらいは本気で書いているんで、普通に国際政治学の入門書にもなりそうだ。こういう冗談本は面白さを伝えるのが難しいんだけど、短い本なんで、お薦めしたい。大学の国際政治学のレポートの参考文献に忍び込ませておくのがお薦めだ。
2011年6月10日金曜日
Fred C. Piper, Sean Murphy "Cryptography: A Very Short Introduction (Very Short Introductions)"
Very orthodox and very elementary. You don't need to know even the binary notation. Very good for the first encounter with cryptography. But if you just looking for fun, I bet there should be more amusing books on cryptography. And also if you are looking for real mathematics of cryptography or a manual for real computer security system, this book is not for you.
これは良くできた入門書という感じは受けるんだけど、中途半端な感じもある。予備知識は必要なく、二進法すら知っている必要がない。まあ情報処理技術者試験のテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)(今は違う名前になっているのかも知れない)くらいなら、暗号に関してはこれくらい知っていれば十分だろうとは思う。数学に興味があるとか、あるいは本当に暗号システムを実装したいとかはっきりとした目的があるのなら、この本で入門するのは時間の無駄かもしれない。あるいは単に暗号に関する面白い本、というのならサイモン・シンでもブルーバックスでも色々あるだろう。
これは良くできた入門書という感じは受けるんだけど、中途半端な感じもある。予備知識は必要なく、二進法すら知っている必要がない。まあ情報処理技術者試験のテクニカルエンジニア(情報セキュリティ)(今は違う名前になっているのかも知れない)くらいなら、暗号に関してはこれくらい知っていれば十分だろうとは思う。数学に興味があるとか、あるいは本当に暗号システムを実装したいとかはっきりとした目的があるのなら、この本で入門するのは時間の無駄かもしれない。あるいは単に暗号に関する面白い本、というのならサイモン・シンでもブルーバックスでも色々あるだろう。
ラベル:
Very Short Introduction,
数学
Catherine Sheldrick Ross, Kirsti Nilsen and Marie L. Radford "Conducting the Reference Interview: A How-To-Do-It Manual for Librarians, Second Edition (How to Do It Manuals for Librarians)"
I think this is a book for students who want to be a librarian. Those who have no experience of serving at the library reference desk or something like that should find this book exciting. For me this book is too elementary though I know many librarians who do not possess those skills described in this book. There are lots of professions which require the client interviews, such as policemen, nurses, doctors, business consultants, tech helps and so on. And each has similar course books like this one. All of them are interesting and make me think about helping in general.
基本的には、司書になりたい人向けのテキストブックなんだろうけど、客の相談を受けるのが仕事の人なら見知ったような状況が展開されている。そういう仕事はそれぞれ、これと似たようなテキストがあるもので、たいてい面白い。わたしが読んだ限りでは、歯科医の接客本は客を完全にクレーマー扱いしていて酷かった。この本なんかは逆に丁寧過ぎる感じがするくらいで、やたら客の「本当に聞きたいこと」に対する踏み込みが深い。つまり、「客が正しい質問をできるように援助する」というようなことで、いろんな接客業務に共通の課題だろう。事例が多いので、司書になりたい人にとっては夢の広がる本だろうし、図書館に縁がなくても理解しやすい。ちょっと前に読んだHelpingの一つの応用編と言えるだろう。まああんまり図書館でイヤな応対をされた経験はないけど、警察とか医者とか、もっとこういう訓練をするべきだろう。人の話を聞く能力がなければ、技術力があっても意味がない。
基本的には、司書になりたい人向けのテキストブックなんだろうけど、客の相談を受けるのが仕事の人なら見知ったような状況が展開されている。そういう仕事はそれぞれ、これと似たようなテキストがあるもので、たいてい面白い。わたしが読んだ限りでは、歯科医の接客本は客を完全にクレーマー扱いしていて酷かった。この本なんかは逆に丁寧過ぎる感じがするくらいで、やたら客の「本当に聞きたいこと」に対する踏み込みが深い。つまり、「客が正しい質問をできるように援助する」というようなことで、いろんな接客業務に共通の課題だろう。事例が多いので、司書になりたい人にとっては夢の広がる本だろうし、図書館に縁がなくても理解しやすい。ちょっと前に読んだHelpingの一つの応用編と言えるだろう。まああんまり図書館でイヤな応対をされた経験はないけど、警察とか医者とか、もっとこういう訓練をするべきだろう。人の話を聞く能力がなければ、技術力があっても意味がない。
Mark Bowden "Winning Body Language: Control the Conversation, Command Attention, and Convey the Right Message without Saying a Word"
I came across this book by a mere accident. I believe not all the arguments or justifications the author made for his method, but as long as it works, why do I bother? Very helpful for me. Some of the techniques told in this book were familiar to me, but chiefly for purposes of martial arts or health. I never thought they could also be used for business presentations.
これはかなり衝撃的で、世界観が変わる。わたしにこの本の価値を十分に伝えられる気がしない。ビジネスの場でのボディーランゲージの使い方が書いてあるだけで、しかもそれが酷く簡単な話で、「そんな簡単なはずがない」と誰だって思ってしまうようなことだ。著者は舞台仕込みの人らしく、もしかすると芸能人やテレビに出るようなにとっては常識なのかもしれないけど、少なくともわたしは、こんな指導は知らない。わたしがこの本を見つけたのは偶然で、某洋書売り場で違うボディーランゲージの本を見かけて良さそうだと思ったんだけど、念のためにWebで調べたら、この本のほうが評判が良かったから買ったのだった。大差でこっちの本のほうがいい。この本は、基本的なことしか書いていないが、わたしは、この著者はもっと色々なことを知っていると思う。しかし、芝居もそうだろうけど、こういうのは自分で開拓していかないと身にならないのかもしれない。まずはこの本で開眼したので、色々やることができた。
これはかなり衝撃的で、世界観が変わる。わたしにこの本の価値を十分に伝えられる気がしない。ビジネスの場でのボディーランゲージの使い方が書いてあるだけで、しかもそれが酷く簡単な話で、「そんな簡単なはずがない」と誰だって思ってしまうようなことだ。著者は舞台仕込みの人らしく、もしかすると芸能人やテレビに出るようなにとっては常識なのかもしれないけど、少なくともわたしは、こんな指導は知らない。わたしがこの本を見つけたのは偶然で、某洋書売り場で違うボディーランゲージの本を見かけて良さそうだと思ったんだけど、念のためにWebで調べたら、この本のほうが評判が良かったから買ったのだった。大差でこっちの本のほうがいい。この本は、基本的なことしか書いていないが、わたしは、この著者はもっと色々なことを知っていると思う。しかし、芝居もそうだろうけど、こういうのは自分で開拓していかないと身にならないのかもしれない。まずはこの本で開眼したので、色々やることができた。
2011年6月2日木曜日
Malise Ruthven "Fundamentalism: A Very Short Introduction" (Oxford Very short Introduction)
"Fundamentalism" is often translated into Japanese as "genri-shugi", which literally means "principle-ism". Anyone who would not converse with those who do not share his belief is deemed "genri-shugisya" or "principle-ist". So "genri-shugi" has a broader meaning than "fundamentalism". We can talk about "democracy-genri-shugi" or "open-source-genri-shugi".
Well, here "fundamentalism" is a strictly religious term, has nothing to do with above mentioned dogmatisms or technical analysis. Sects deemed "fundamentalists" exist in many religions and they are all somewhat alike. The author's approach is religious sociology, and fairly easy to follow. A lot of fascinating insights are there. This is a short book, but contains too much interesting thinking for me to summarize here.
ファンダメンタリズムというのはテクニカル分析の反対ではなくて、日本語ではたいてい「原理主義」と訳される。日本語訳がこの訳を避ける意味が分からないが、日本語の「原理主義」だと少し広すぎるのかもしれない。今ではイスラム教こそが原理主義の最たるものみたくなってるけど、基本は合衆国のプロテスタントだ。正直なところ、平均的な日本人としては「宗教は怖いなあ」くらいの感じだけど、世界的な潮流としては、原理主義は伸びているんだよな。世俗化、脱神話化が進むはずの現代社会で、なぜそんなことになるのか等の考察がこの本では繰り広げられる。鋭い社会学的考察が満載で簡単には紹介できない。
Well, here "fundamentalism" is a strictly religious term, has nothing to do with above mentioned dogmatisms or technical analysis. Sects deemed "fundamentalists" exist in many religions and they are all somewhat alike. The author's approach is religious sociology, and fairly easy to follow. A lot of fascinating insights are there. This is a short book, but contains too much interesting thinking for me to summarize here.
ファンダメンタリズムというのはテクニカル分析の反対ではなくて、日本語ではたいてい「原理主義」と訳される。日本語訳がこの訳を避ける意味が分からないが、日本語の「原理主義」だと少し広すぎるのかもしれない。今ではイスラム教こそが原理主義の最たるものみたくなってるけど、基本は合衆国のプロテスタントだ。正直なところ、平均的な日本人としては「宗教は怖いなあ」くらいの感じだけど、世界的な潮流としては、原理主義は伸びているんだよな。世俗化、脱神話化が進むはずの現代社会で、なぜそんなことになるのか等の考察がこの本では繰り広げられる。鋭い社会学的考察が満載で簡単には紹介できない。
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Very Short Introduction,
政治,
哲学
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