2016年2月23日火曜日

Jacob K. Olupona "African Religions: A Very Short Introduction" [アフリカの宗教:非常に短い入門]

目次:1.世界観と宇宙論と創造神話 2.神々と祖先と精霊 3.神聖な権威:神聖王政と僧侶と占い師 4.儀式と祭りと儀礼 5.神聖な芸術と儀礼の実行 6.アフリカのキリスト教とイスラム教 7.今日のアフリカの宗教

もともと広大なアフリカをどの程度この本がカバーしているか疑問だが、とにかく、アフリカの宗教の概説。特段に複雑な教義体系が紹介されたりしないので、宗教というより各地の習俗という風に考えても良い。美術や音楽が宗教がらみ勝ちなのは世界中どこでも同じだ。人類学とか民俗好きの人は読んでいて楽しいだろう。わたしとしては、アフリカの宗教と言うと、サッカーの試合で魔術を使うとかそんな程度のイメージしかなく、別にこの本を読んでもそれほどイメージは変わらない。著者は最初から西欧のアフリカに対する偏見を糾弾しているが、正直なところ、哲学的な考察は薄い。

An overview of African folkways.

Oxford Univ Pr (2014/3/14)
言語: 英語
ISBN-13: 978-0199790586

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