目次: 1. 瞬間の音楽 2. 音楽で考える 3. 過去の現前 4. 音楽2.0 5.国際社会の中の音楽
VSIの一つの典型「大家の雑談」だと思う。こういう一般的過ぎるタイトルにはありがちだ。音楽理論とか中身の話というよりは、どっちかというと社会学とか経済学に分類されるようなよもやま話という感じか。
わたし自身音楽をほぼ聴かないが、言っていることで分からないことはほとんどない。出てくる個別例についてはたまに面白い。例えば、わたしは楽譜を正確になぞって演奏する行為の何が面白いのか全く理解しないが、どうも著者もそっち側のタイプらしい。覚えきれない長さでなければ楽譜なんかいらないのではと思っているが、ピアノ奏者とオーボエ奏者では音の理解が違うらしい。音楽で世界が一つにとか言っているが、音楽で世界を分断しているほうが多い。とか、読んでて退屈なわけではないが、別にどこにも行かない…というのは、多分、わたしが音楽に興味がなさすぎるからだろう。
Casual chatter of one of the authorities in the field, I guess....
Oxford Univ Pr (2021/5/3)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-0198726043
0 件のコメント:
コメントを投稿