色んな薬草の紹介。それぞれの薬草について別名・用法・効能という構成。これは読んでいてかなり楽しかった。わたしはたまたまハーブ類が好きだが、そうじゃない人でも知っているハーブが大半だと思う。カモミールとかレモンバームは茶としてよく飲むし、タイムとかセージは料理で使うし、ホップとかラベンダーは入浴剤…という感じ。
で、それぞれの薬草の効能は常識的というか医学的なところもあるが、本当に面白いのは「血を浄化する」とか「意識を高めてアストラル界へ」とかオカルトというか呪術的な説明で、どこまでが医学的に証明されている話かどこまでが錬金術か区別がつかない。類書を調べると、どうも英語圏ではwitchcraftだとかhealerだとか称してハーブを煎じたり調合したりする遊びというか趣味がまあまあポピュラーらしい。
どのみち良く知られているハーブしか紹介されていないから、特別な危険もないと思うが(妊娠中禁忌とかそんな警告はある)、実際にこの本だけで処方したり調合したりするのは無理。入口にはなるかもしれない。
A lovely introductory small book.
Wooden Books (2002/4/25)
言語 :英語
ISBN-13 : 978-1904263012
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