タイトルをどう訳すのか分からないが、基本的には平面充填系の模様の図鑑。ウイリアム・モリスを想像すれば大体間違いない。もちろん背景には幾何学があるが、そこに重点があるわけではなく、あくまで装飾の本。
個人的にはこういう模様自体は好きだし、この本も楽しいが、実際にウイリアムモリスのブックカバーとか使っていると、なんかしんどい感じがある。リバティとかも同じで。Arts and Crafts運動の趣旨からすれば、日用品にこそこういう模様を使うべきということになるが、こんな日常は病的なのではないか。関係ないが、日本のいわゆる民藝運動も、趣旨は分かるがこんな日常はイヤだと思うわけです。この本自体は数学みたいに形式的な解説しかしていないが、そういう時代を感じさせる本だった。
Bloomsbury Pub Plc USA (2013/12/17)
言語 :英語
ISBN-13: 978-1620402580
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