This book is an introduction for economics students and not a summary of the subject. Economics is a well-established subject and there are a lot of great text books. This book focuses on some crucial basic facts which are often omitted from popular economics textbooks. For example, a sound and trustworthy government is a prerequisite for sustainable economic growth. Well, people in the UK may not trust their government, but not to the extent of people in many underdeveloped countries.
日本語訳が「1冊でわかる」となっているから余計に誤解が増すけど、この本は経済学の要約ではなく、あくまで「導入」だ。普通の経済学の教科書ではあまり触れられないようなトピック、たとえば、「経済活動には国民の中に『契約は守られる』という信頼関係があることが前提」というようなことが重点的に触れられている。「これくらいは知っておいてもらわないと困る」ということばかりだけど、改めて考えると、メジャーな経済学の教科書は、こういうことは無視しないまでも、割と素っ飛ばしている気がする。もちろん、教科書の大半が先進国で書かれているせいだが・・・。この本を読んだからといって、たとえば経済ニュースが分かるようになるわけではない。また、本当の初心者が読んで分かりやすいわけでもないようだ。経済学部一回生の副読本くらいの感じかなあ。
0 件のコメント:
コメントを投稿