目次:1.導入 2.地上戦 3.海・空・宇宙・現代の戦闘 4.技術の変化
中二感の漂うタイトルだが、実際その通りで、中学生や高校生が読んでも良さそうな内容である。この本がいう技術というのは、物理的な技術のことで、軍隊の編成とか戦術のことではない。たとえば、青銅器とかあぶみの登場とか、火薬や内燃機関がどう戦争を変えたとか、主に第二次世界大戦くらいまでの歴史を、わりと抽象的に説明している。範囲はかなり限定されていて、所謂国家間の戦争の話ばかりでテロなどの話はほとんどない。また基本的に物理的な兵器の話で、化学生物兵器の話もほとんどない。所々面白い事実もあるが、全体的には一般論だ。
VSIにしては著者の見解がわりと前に出ているが、特にサイバー戦争を大したことないと一蹴したり、核兵器にやたら好意的だったり、歴史学者は左翼的だとか、どうも賛成しかねる意見が多いし、説得力が薄い。ただ、間違いなく英語は易しいし読みやすい。一般的な世界史の知識はあった方がいいが、英語力を別にすれば、高校生または中学生でも読める内容だと思う。別に敢えてお勧めはしない。
Maybe a good book for teens.
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