目次:1.言論の自由 2.思想の自由市場? 3.侮辱をする事と受ける事 4.ポルノを検閲する事 5.インターネット時代の言論の自由 結論:言論の自由の未来
ミルの自由論を基礎に言論の自由を特に問題になる領域(ヘイトスピーチやポルノ)を中心に概説していく。薄いし、大学生の入門用にちょうどいいだろう。個人的にはこの手の問題については、わたしはたいてい自由の側に立つことになり、わりとミルそのものの立場に近い。シビアな議論に耐える一貫性のある哲学を構築するのは大変というか、ほとんど無理なような気もするが、ただ、現実に裁判所は判断しなければならないし、個別具体例について何だかんだ言いながら進めていくしかない。その為にも本書程度の考察は基礎的ではある。
A good introduction to free speech. The author does not hesitate to present his own position to each topic, though the description is well balanced.
出版社: Oxford Univ Pr (2009/4/15)
言語: 英語
ISBN-13: 978-0199232352
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