このタイトルでは良くわからないが、ある国が経済発展したり、ある国がずっと貧困だったりする理由を説明しまくる本である。特に何度も繰り返されるのが「低賃金の国では新技術の導入が割に合わない」という説で、たとえば、イギリスで産業革命が起きたのは賃金が高かったからだと言う。なぜイギリスの賃金が高かったのかは不明だが・・・。他には市場の大きさとか教育水準とか関税とか資源とか差別とか戦争とか、まあ、だいたい標準的な説明がされている。正直なところ、わたしとしては、「だから何」という気分が強い。が、多分、標準的な説明ではあるので、大学生が勉強する分には、非常にコンパクトで良いのではなかろうか。
No eye-opening discoveries, but very standard explanations on why some countries gets rich and some countries gets poor, I guess.
Oxford Univ Pr(2011/11/15)
978-0199596652
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