麻酔の一般的な概説書。わたしのような素人の好奇心から、医療系の学生の入門にまで使えるようだ。哲学的な問題(「実際には痛いのにその記憶が残っていないだけではないか」)とか、なかなか面白いところから始まり、歴史の概説も面白いし、化学・生理学・作用機序、道具類、一般的に麻酔に関わるリスクから将来の展望まで、一通り解説されていて、一般人としては十分満足できる読み物だった。
この本を読もうという一般人は大半そうだと思うが、わたしも麻酔科のお世話になる予定になっている。前に読んだTeethと同じ流れで・・・。まずは嘔吐反射が強すぎるというので歯科で鎮静剤、次に口腔外科で全身麻酔。全身麻酔は口腔の手術なんだからガスではなく静脈から点滴なんだろうか。そういう個別の話は医者から直接聞くとして、それ以前に一般的な麻酔の知識をつけるのには最適な本だ。麻酔のリスクなんて、本題の手術自体のリスクに比べれば極めて小さく、普通の人間が特に気にするようなことではないが、麻酔科の世話になる予定があるのなら、興味本位で読むには最適だ。
Like most readers of this book, I am just a layman who are going to have a few surgical operations under general anaesthesia, one of which is just using sedative agent and the other is using general anaesthesia technic. I also have a minor nerve problem for which anaesthesia might be effective. This book is easy to read, provides sufficient information for me, and above all, is interesting and fascinating.
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