簡単に言うと「単位の百科事典」。もちろん、中心はSI単位系の解説だけど、他の単位系の解説や、条約、関連する科学者の伝記まである。個人的には次元解析みたいな話には興味がある。多分、通読する人は少ない。たとえば、古代インドの単位に興味を持つ人は少ない。筆者がインド人で、多分、インド人向きに書いているからだろうけど。
読み物として考えると、同じテーマの本は日本語でもいくつかあるし、特段この本が優れている気もしない。はっきり言って娯楽性が低く、淡々とした本だ。ただ、この手の参考書誌は、似たような本が沢山重複して、初めて役に立つ。英語であるというのも重要な利点だ。
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