2010年2月5日金曜日

Postcolonialism (Oxford Very Short Introduction)

まず、このタイトルでは何のことか分からない人もいると思う。簡単に言うと、反植民地主義、反帝国主義、反黒人差別、反多国籍企業、反グローバリズム、環境保護・・・。人名で言うと、もっと分かりやすくて、カストロ、ゲバラ、ファノン、サルトル、毛沢東・・・。

皆さんの周りにも、こういうのが好きな人がいて、大抵は団塊の世代で、わたしがあんまりこういう話が好きでないのは、多分彼らのせいだ。実際問題として、今となっては、彼らの主張は紋切り型でしかなく、彼らが当てにしていた社会主義とかはご覧の有様だし、何より暑苦しい。しかし、依然として差別意識は白人の中では未だに強力で、平気でイラクやらアフガニスタンやらを爆撃し続けているのだから、こういう話を素通りばかりしているわけにもいかない。

そこで、一冊こういう本を読んで置くのは良い考えだと思う。文学的というか、感情に訴えようとする部分が大きく、その意味でも期待を裏切らない。

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