目次:1.定義 2.差異 3.規則と社会組織とジェンダー 4.聖人と精神性 5.現実と想像の空間 6.現代世界での世界的な現象
一応、主題別の目次になっていて、比較宗教学・考古学・歴史学というようなことで、宗教としてはキリスト教と仏教がメイン。実際には、歴史的・地理的な修道院組織の博物誌くらいの感じ。色々あっても全制施設の運営はどこでも同じなんだろう。何なら軍隊とか病院とか刑務所でも大して変わらない気がする。わたしとしては、時々僧堂に入りたいと思うこともあったが、実際に入っていた人の話が口を揃えて言うのは、イジメもあれば仕事もあり、世間と何も変わらないらしい。そんなことなら同志の集うシェアハウスみたいなほうが良い気もするが、それはそれで運営が難しいんだろう。というような内部の社会学的な事態はこの本では論じられず、制度的な建前のほうの研究がメイン。
About one kind of total institutions.
Oxford Univ Pr (2018/4/1)
言語: 英語
ISBN-13: 978-0198717645
0 件のコメント:
コメントを投稿