目次:1. エッフェル塔:議論と論争 2. ママ教えて、フライドポテトは木になるの? 3. 治療し楽しませるハチミツ 4. ヒグマの回帰 5. フランソワ・ガバール、海の王子:78日で世界一周 6.ルークソール、灰からの再生 7. 映画監督・グラフィックデザイナー・内装建築家にどうやってなるか 8. マダムかマドモワゼルか 9. 大臣がフェミニズムの授業を受ける 10. モントリオールの歴史の中心のラシーヌ運河 11. マリーアントワネットについて聞けなかったけどずっと知りたかった全て 12. 図書館に行ってはどうでしょう? 13. 全方位のデジタル化 14. クレール、ブリュッセルの給仕 15. 人生を変える:自由の代償 16. 幹部の文盲、知られない現象と禁忌 17. MuCEM:欧州と地中海の文明博物館 18. バルタバス、馬術劇場の天才 19. 三角移住:ジャンヌ・セギン-ラフラム 20. 最初のショック:ウェイ・ウェイ 21. 海の耳にささやく若い男:エドゥアルド・マネ 22. ビクトルのポンディチェリの冒険:アリエット・アルメル 23. わたしはカメラ(10の例):ダニ・ラフェリエール
フランス語の読解を中心にした問題集。まず文章が示され、続いて読解を試す問題や文法・語法の解説と問題・仏作文など、フランス語総合コースという趣。文章は実際の新聞記事などから採られている。内容は目次から分かるように、社会・文化・芸術の話題が中心。初級のフランス語読本みたく、リア充大学生の優雅な日々やフランスの初歩的な歴史を読まされたりする気遣いはない。レベル的には、裏表紙にadvanced bignner-intermediateとあるが、実際には上級、欧州規準でB2レベルと考えて良いだろう。こういう機会でもない限り、一生興味も持たないような記事も多いが、外国語学習を考えると、興味のない文章でも読んだほうがいいのは確か。一般にもとても評判のいい本だ。
わたしはと言うと、この本は気が向いた時に少しずつやっていたが、結局、買ってから二年以上経って終わった。文法的には問題なくても、なにぶんにもリアルでそこそこ学術的なフランス語が多く、単語が難しい。文章の内容自体は、正直言ってあまり面白くなかったが、記憶に残っているので言えば、16章の幹部の文盲はヤバい。結構な高学歴で社会的に地位の高い人でも文盲が結構いるとか言う話で、俄かに信じがたいが、フランス語の綴りの難しさを考えると有り得なくはないのか。にしても、わたしみたいに読むことしかできないより全然良いと思うが。
ともあれ、二年以上かかってようやく終えたのは感慨深い。ゆっくりやり過ぎて、この本でどれだけフランス語力が伸びたのか測定できないが、また学習意欲が出てきた。
I finished this book after two years from the point of purchase... It was a enormously difficult task, but I hope it was worth it.
McGraw-Hill Education(2014/7/4)
言語: 英語
ISBN-13: 978-0071798907