2018年5月13日日曜日

Max de Radiguès "Bâtard" [私生児]

ネタバレせずに説明するのは難しいが、要するに犯罪者の母と息子の逃亡劇ということで、暴力が無意味に多い。無意味なセックスもある。舞台はニューメキシコとかで砂漠のシーンもあり。フランス人の考えるアメリカン・ハードボイルドという良くあるパターンだと思ったが、著者はベルギー出身らしい。絵は見やすくていいけど、特にヒネリもないし、殺伐としたポエジー的なものもないので、あえてお勧めはしない。かりにこれが映画だとしても、ちょっと何もなさすぎる。もっとも、暇つぶしに読んだだけなので、感性の豊かな人が読んだら違うかもしれないが…。

Très simple. Un american-hardboild à la française ou belgieque?

Casterman (7 juin 2017)
Langue : Français
ISBN-13: 978-2203141414

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