2018年2月8日木曜日

Charles Forsman,‎ Max de Radiguès "Hobo Mom" [流浪の母]

フランスのマンガ、いわゆるBDの中でも薄いので、気軽に手に取って読んでしまった。内容はというと、マンガ本体にはあまり説明がなく、最初に書いてあるhoboの説明を読まないと分からない。要するに、放浪癖があって適当にブラブラしながら働いている人が結構世の中にはいて、この主人公はたまたまママで、昔の男と子供のところに戻ってきてまた去っていくというだけのことらしい。何か起こるのかと思って読んでいたが、ただそれだけのことで、細かい事情も分からないが、何となく詩情を感じてくれということのようだ。カリフォルニアとか言っているので舞台はアメリカなんだろう。フランス人の考えるアメリカの風情なのか。わたしはというと、この方面の繊細さが欠けているので、何コマかのエロシーンが記憶に残った。放浪するママも性欲は普通にあるらしい。絵はシンプルで良い。BDにありがちな描き込み過ぎて読むのがしんどいのとは真逆で、日本のマンガに近い。フランス語も易しい。

Très sympa. Simple.

L'employé du Moi (16 septembre 2015)
Langue : Français
ISBN-13: 978-2390040101

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