2017年11月19日日曜日

John Goddard,‎ John O. S. Wilson "Banking: A Very Short Introduction" [銀行業:非常に短い入門]

目次:1.銀行業の起源と機能 2.金融媒介 3.証券化される銀行業 4.中央銀行と金融政策の行動 5.銀行業界の規制と監督 6.世界金融危機の起源 7.世界金融危機とユーロ圏政府債務危機 8.世界金融危機への政策と規制の反応

前半は一般的な銀行業の説明で、高校の政治経済レベルで読めるような気もするが、貸方と借方が分からないようだと厳しい。簿記のできない、いわゆる数字に弱い人は厳しいだろうか。しかし、わりと王道な教科書的な解説で、これが理解できないようだと人生の金銭面で苦労するような気もする。後半はわりと直近の金融問題まで解説していて、リアルタイムで新聞などで読んでいた我々としてはおさらいみたいな感じ。後知恵で分かるようなこともあるが、なかなか酷い話で読み応えがあるのは確か。今後のこともあるし、一旦ここで、この本で現状を確認しておくのは良い考えに思える。もっとも、こんな風に思うのはわたしが株式投資に結構注力しているからで、意外に世間の人は興味がないのかもしれない。それにしても必読書に思えるが…。

Basics of banking business and a summary of recent financial crises. A must-read at this moment, both to look over the financial crises and to prepare for the future.

Oxford Univ Pr (2017/02)
言語: 英語
ISBN-13: 978-0199688920

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