これもタイトルがシンプル過ぎて趣旨が分からないが、戦争の原因や結果に関するやや抽象的な一般論である。最初の章が「現代の戦争の定義」についてで、「辞書によると」という最もヤバい始まり方であり、というか、このあたりでイヤな予感がする人は、その予感は当たるので読まなくて良いだろう。ただ、これは好みの問題で、単にわたしのニーズに合わないというだけのことである。
具体的な戦争についての言及はあるが、基本的には、戦争の論理とか記憶とか経験とかについて一般論として考察する。最後に「対テロ戦争」についてはわりと具体的な話にはなり、アメリカの政策に対する論評も含まれるが、この件については我々もリアルタイムでよく知っているわけだし、わたしとしては特に斬新な見解もなかった。学生が読む分には、色々考えることもあるかもしれない。講義としては「平和教育」の参考文献とかいう感じかな。
A rather abstract account of causes, results, etc. of modern war.
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