学生の頃に読んだ本で、「現象学的」という言葉に惹かれて読んだのだった。それに、デンジンという名前がかっこいい。ただ、わりと真面目に現象学を勉強していた身としては、あまりに現象学用語が簡単に扱われるのが、英語の簡単さと相まって拍子抜けした記憶がある。別にこれで象徴的相互作用論Simbolic Interactionismを見限ったりはしなかったが、「この程度か」と思ったのも事実だ。
当時は感情について何か社会学的に構成できないかと考えていて、今でもそういう人は多いのではないかと思うが、イマイチ冴えた研究がない。分かりやすいのは、「恥」とか「罪」とか「甘え」とかだが・・・。社会規範としての感情というのは、研究分野として可能性があると思うが、多分、現象学ということではないんだろうな。とは言え、そんなことを考えている人は、目を通しておいていい本。もっとも、この本の能書きに従っても、あまり何も生まれてこないと思うが・・・。
The name "Denzin" sounds cool. If you are interested in sociology on emotions, this book is a must-read. Though, I do not know if the instructions in this book are so productive....
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