ここまで全部読んできているが、誕生パーティーという、これまででわたしに最も縁のない世界が背景になっている。わたしがそもそも誕生パーティーというものの経験がほぼないというのもあるが、経験のある人でも、日本の風習とかなりかけ離れているのではないだろうか。だからこそ読む価値があるとは言えるが…。
話のきっかけは①家族が主人公の誕生日を忘れていたことがSNSで拡散されて炎上②プリントミスのゲームカードに高値が付いてweb上で捜索班が結成される…というところまでは縁が無くても一応理解できるが、③だから主人公の誕生日パーティーを企画するというのは、あまり普通の考え方ではない。で、どうも主人公の家にはまあまあの相当な広さの芝生があるらしく…というあたりから、話の内容よりも背景の考察に思考力を取られる。
もともと主人公の家が、少なくともわたしの基準ではあまりに裕福な暮らしをしており、この時点で想像力を使わされているところがある。勉強にはなったが話自体は低調だった。
Puffin (2025/10/21)
言語 : 英語
ISBN-13 : 978-0241745168
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