"What If?"の続編。前が八年も前というのが信じられないが、この間"How to"とか"Thing Explainer"もあったし、何より著者のサイトxkcd.comを頻繁に見ているから、あまり久しぶりな気がしない。
内容は副題の通り前著"What If?の継続で、基本的にはxkcd.comで受け付けた質問に対する回答という形式。最初のうちはただの数値推定みたいな話が多くて(フェルミ推定とかいうのが流行った時期だろうか)、面白いのもあればそれほどでもないのもある。考えたら、出版界でムダに真剣な科学的考察というのが流行った時期が確かにあったが、生き残っているのはこの著者だけのような気もする。こういうの何人もいらないからな…。読むなら前著から読みたいような気もするが、別にこの本から読んでもいいし、何ならどこから読んでもいい。翻訳はまだ出ていないようだが、そのうち出るんじゃないだろうか。誰が読んでも面白いとは思えないが、xkcd.comのファンは全員読むだろう。
Great, as expected.
Hodder & Stoughton (2022/9/13)
言語:英語
ISBN-13:978-1473680623