いわゆる正典で今更説明することもない。ホームズとしては発表順で言えばA Study in ScarletとThe Sign of the Fourに続いて三作目ということになるらしい。ただし、前二作と違って短編集だ。12作品収録されている。
読んでいてひっかかるところもないし、ホームズは面倒くさい性格でもないし、読んでいて気分が明るくなる。依頼人の陳述が非現実なまで的に理路整然としているのにだんだん引っかかってきたが、作者またはDr. Watsonが話が上手すぎるので仕方がないのだろう。短編集なので読みやすいということもある。この作者とH.G. Wellsについては、まるで見てきたみたいに面白い話をする人という印象を持っている。あまりホームズに興味がないとしても、試しに読むならここからかなと思う。ホームズの人物像からしっかり書いてあるのはもちろん第一作"A Study in Scarlet"ではあるが、だいたいみんな人物像は既に知っているし。
The third canon.
Independently published (2022/6/23)
言語 : 英語
ISBN-13 : 979-8837485183
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