直訳ではタイトルの意味が分からないが、瀝青→アスファルト→歩道ということで、要するにフランスの俗語辞典である。日本で瀝青を使うのは車道のほうだが、フランスでは違うのだろうか。どうでもいいが。
わたしが入手した版は装丁もきれいだった。内容的にも良心的で丁寧に作ってある感じだ。ただまあ、俗語時点の類は英語などでも読んだことがあるが、どうもあんまり響かない。一つには俗語に用がないというのがあるし、流行り廃りも早いし、外国人が使うにはリスキー過ぎるというのもある。それに、例えば日本語でも似たようなものがあるが、そういうのがニュアンスを正しく伝えているかどうかというと、かなり疑問がある。
しかし、外国語を学ぶ人にとっては、そうは言っても知りたくなるには違いない。通読しやすいし、実際に採取した使用例も載っていることだから、大間違いもないだろう。英語やアラビア語からの借用も多いが、目立つのはやはりverlanだった。俗語だらけのフランス語映画を見た後で読んだが、verlanに慣れるのは大きい。
Utilizer ces mots est trop risqué pour nous. Quand même, on veut les savoir....si seulment pour les comprendre.
Le Robert (2017/10/5)
言語: フランス語
ISBN-13: 978-2321011163
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