要するにエロマンガなんだけど、一つには時系列が少しよれているのと、一つには感情の動きが謎過ぎて読みにくい。わたしの理解したところでは、フランスの話にありがちな「究極の愛を求めてエロいことをしまくったが結局なんか悲しい」というような話のようだ。ただしこの場合は、くっついた夫が浮気、というかムチャクチャな夜会をしているのを発見したので、殺害して「悲しみよさようなら」ということだろうか。違うのかもしれないが、そんなに論理的に構成されているような気もしない。
この特に性的なことで好き勝手して結局何か満たされず悲しくて、そこに何かポエジーを感じろというフォーマットは昔からよくある気がする。ボヴァリー夫人からなのだろうか。ただボヴァリー夫人は厳密に科学的というか現実的というか、必然の道程を辿っているのがわたしにも分かるが、類似品は何のことやらわからないことが多い。何かの別の意味で厳密なのかもしれないが、わたしには分からない世界のようだ。
Je n'ai pas arrivé à comprendre le développement du sentiment.
Glénat BD (1 août 2012)
Langue : Français
ISBN-13: 978-2356482778
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