緋色の研究(長編)→四人の書名(長編)→シャーロックホームズの冒険(短編集)に続く第二の短編集。いわゆる正典で、間違いなく面白いし、特に世評に重ねて言うことはない。前から気になっているのは、Doyleという人は文体が一種類しかないのだろうか。作品の性質上、語り手はWatsonかHolmesか依頼人その他ということになるが、全員がほぼ同じ文体で、落語で言えば声色を使い分けないタイプだ。ともあれ、ホームズはこの本の最後の短編"The Final Problem"で終わりということになるはずだった。しかし、熱烈なファンから脅迫されたり、連載していた雑誌の売り上げが激減したりで、結局、また復活することになる。わたしとしてもこれでホームズ死亡と言われても急すぎると思う。次はバスカヴィル家の犬(長編)。
Who am I to review a holy canon?
Wisehouse Classics (2020/1/1)
言語:英語
ISBN-13 : 978-9176376614
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