絵の文法というか、特に絵本みたいな絵の中で形や色がどういう印象を与えるか研究したような本。実践的というか、対象読者は絵を描く気のある人ということだろう。わたし自身絵を見るのは好きだが自分では描かないし、こういう本をあまり読まないので説明できないが、とにかく面白かったのは確か。
わたしが絵を見るのが好きなのは、三次元空間の光学をどう二次元に写すかに興味があるからで、世界がどうできているかとか、最終的には人間の視覚世界がどういう構造になっているのか見たいだけなのだが、この本の主題はそういうこととは少しずれている。それよりは絵本みたいにドラマを絵で表す方法が研究されていて、あまり考えたことのない視点だった。無限に探究できる世界のほんの入り口だけ見せられたようなものだ。
Impressive even to a layman like me.
Chronicle Books (2016/8/16)
言語:英語
ISBN-13 : 978-1452151991
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