2018年3月7日水曜日

Jacques André "Les 100 mots de la sexualité" [性愛の100語]

早い話がセックスにまつわる100語について、文学作品の一節から引用したりしたエッセイ集みたいなものだが、精神分析が軸になっている点がどうか。わたしは精神分析を趣味の悪い文学の一ジャンルとしか思っておらず、実際、ここでも話を詰まらなくしている気がする。科学的な話はほとんどなく、かと言って実用的なアドバイスでもなく、ポルノでもなく、初耳な話もなく、ただ筆者の思いつきみたいな文学的思索集。多分、ここから妄想を養うのが最も楽しめる読み方だと思う。創作的な人の資料にはなるのかもしれない。わたしはというと、特に変な性癖もないが、まあ、こういう人たちもいるよね、くらいな。

Juste pour passer le temps.

Presses Universitaires de France (9 février 2011)
Langue : Français
ISBN-13: 978-2130582861

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